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ChillaHome スマートホーム構成紹介 - 2.SwitchBot(Hub Mini / Bluetooth / IR)の役割 -

ChillaHome における SwitchBot (Hub Mini / Bluetooth / IR) の役割を整理。エアコン・カーテン・指紋認証ロックなど「欲しい機能の製品がそこにあった」領域に絞り、照明は Hue に寄せた住み分けの理由を解説する。

gadget 2026-01-31 25 min read by ちらりん
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本章の内容

前章では「Google Home(Nest Mini)を中心に据える方針」を整理しました。
今回はその上で、ChillaHomeにおける SwitchBot(Hub Mini / Bluetooth / IR) の役割をまとめます。

SwitchBotは「アプリを統一したいから選んだ」というより、欲しい機能の製品がSwitchBotから出ていたことが採用の出発点です(2025年6月ごろ)。
一方で、全領域をSwitchBotで固めたわけではありません。
センサー連携がシビアな照明はHueに寄せるなど、領域ごとに“向き不向き”を見極めて選んでいます。

本章のポイントは以下です。

  • SwitchBotは「Bluetooth機器」と「赤外線家電」をまとめて“スマートホーム側”に持ち上げる役
  • Hub Mini と シーリングライト Pro のIRで、家の中の“赤外線ゾーン”を分担している
  • SwitchBotは反応が遅い/不安定になり得る領域があり、Hueとは設計思想が違う(ここが重要)

2. SwitchBot(Hub Mini / Bluetooth / IR)の役割


2-1. SwitchBotを採用した理由:欲しい製品がSwitchBotに揃っていた

ChillaHomeでSwitchBotを採用した理由はシンプルで「欲しいスマート家電」が、ちょうどSwitchBotから出ていたからです。 SwitchBotはラインナップが豊富なため、スマートホームを目指す上では必然的に採用数が多くなります。

ただし、SwitchBotは万能ではありません。
ChillaHomeでは「同じメーカーで揃えること」よりも、使う場所と要求品質に合わせて製品を分ける方針にしています。

  • ロボット掃除機:Ecovacs
  • 加湿器:ダイニチ(本体はスマート家電ではないが、IR制御で組み込む)
  • “センサー連携がシビアな照明”:基本Hueに寄せる
    • リビング / ダイニング / 廊下 / キッチン / トイレ / 洗面所 / WIC など

一方で、SwitchBotの照明(シーリングライト Pro)を採用する場所は限定しています。

  • 寝室 / 書斎(電気のON/OFF頻度が低く、センサー自動化の要求が低い場所)

2-2. ChillaHomeのSwitchBot構成

まず、現時点のSwitchBot製品は以下です。

SwitchBot製品

  • シーリングライト Pro(寝室 / 書斎)
  • 人感センサー Pro(書斎)
    • ※シーリングライト Pro(書斎)と連携させようとしたが断念(後述)
  • Hub Mini(リビング)
  • SwitchBotプラグミニ(Chilla Camera用)
  • (Bluetooth)スマートロック
  • (Bluetooth)顔認証パッド(玄関の外)
  • (Bluetooth)温湿度計(ちらルーム)
  • (Bluetooth)CO2センサー(書斎)
  • (Bluetooth)スマートサーキュレーター
SwitchBot配置図
SwitchBot配置図

赤外線(IR)の担当分け

ChillaHomeでは、赤外線家電の制御を Hub Mini と シーリングライト Pro で分担しています。

  • リビング:Hub Mini →(IR)→ ダイキンのエアコン / タチカワブラインド
  • 寝室:シーリングライト Pro →(IR)→ ダイニチ加湿器
  • 書斎:シーリングライト Pro(現時点ではIR未使用)

この分担は、単に“置きやすさ”だけでなく、
赤外線は「届く位置関係」が命という現実に合わせた設計です。

IR制御の成功率は体感ほぼ100%で、
現状「ここに置かないと効かない」といった制約は出ていません。


2-3. SwitchBotの強み①:赤外線(IR)で“非スマート家電”をスマートホームに組み込める

SwitchBotの強みのひとつは、赤外線リモコンの世界をスマートホーム側に引き上げられることです。

ChillaHomeでは以下をIR制御しています。

  • ダイキンのエアコン(リビング:Hub Mini)
  • タチカワブラインド(リビング:Hub Mini)
  • ダイニチ加湿器(寝室:シーリングライト Pro)

登録方式は機種によって違いました。

  • ダイキン:自動候補(テンプレから選択)
  • ダイニチ / タチカワ:手動学習(リモコンのボタン学習)

このあたりは、「対応テンプレがあるか / ないか」で作業量が変わりますが、
最終的に運用が安定しているのが非常にありがたいポイントです。


2-4. SwitchBotの強み②:Bluetooth機器を“家の仕組み”に組み込める

SwitchBotのもう一つの軸は Bluetooth機器 です。

  • スマートロック
  • 顔認証パッド(実運用は指紋中心)
  • 温湿度計 など

ただし、ここはChillaHome的に「良いところも、クセもある」領域です。

反応速度:Hueと比べると遅い

体感として、

  • Hue:1秒以内に反応(アプリ操作でもセンサー連携でもキビキビ)
  • SwitchBot:
    • アプリ操作で 1〜2秒 かかることがある
    • センサー連携は 反応しない / 誤動作 が出ることがあり、今はオフにしている

SwitchBot側もチューニングの余地はあるはずですが、
少なくともChillaHomeの環境では、Hueほどの反応性・安定性は得られませんでした。

玄関は電波環境が厳しい(顔認証パッド→ロックが遅い)

さらに厄介なのが玄関です。

  • 顔認証パッドが玄関の外
  • 扉が電波を遮る(体感で明確に影響がある)

結果として、

  • 指紋認証が通ってからロックが動くまで
    • 早くて1秒
    • 遅いと5秒程度
  • 開かずに、指紋認証を繰り返すこともある

この経験から、Bluetooth機器は「置けば終わり」ではなく、
家の構造(扉/壁/距離)と相性が出ると感じました。

個人的な仮説としては、
Bluetooth(2.4GHz帯)は家庭内に同帯域の電波が溢れていて干渉しやすく、
かつ Zigbee/Thread のようなメッシュ設計ではないことも影響していそうです。
(※この技術的な深掘りは別章で扱います)


2-5. 失敗談1:人感センサー Pro × シーリングライト Pro(書斎)は断念した

SwitchBotは「センサーで照明を賢くする」世界も狙っていますが、
ChillaHomeではここがうまく噛み合いませんでした。

書斎で試したのは

  • 人感センサー Pro(ミリ波対応)
  • シーリングライト Pro(書斎)

ですが、以下の理由で断念しています。

  • 誤検知 / 過検知
  • 反応が遅い
  • 連携が不安定
  • 家族の生活と合わない(勝手に消える等)
  • そもそも書斎は「一度つけたら長くつける / 消したら長く消す」ので、センサーが不要だった

ミリ波センサーは「止まっていても検知できる」のが売りですが、
現実には 入ったのにつかない / いるのに消える が起きると、体験は一気に悪くなります。

この経験から、ChillaHomeでは

  • “センサー連携がシビア”な照明はHueへ寄せる
  • SwitchBot照明はON/OFF頻度が低い場所(寝室/書斎)に限定

という判断になりました。


2-6. 失敗談2:CO2センサー × サーキュレーター のオートメーションは断念

書斎は仕事部屋でもあるため、作業環境を整えることはとても大切です。 近年、働き方改革というワードが世間ではよく聞かれますが、その一環としてCO2濃度が注目されています。

というのも、CO2濃度が1,000ppmを超えると、眠気や頭痛を引き起こし業務効率が低下するといわれることが多いです。 適切な換気で濃度を低く保つことで、作業環境が改善し、生産性が向上します。

我が家の書斎は窓が無い部屋の為、CO2濃度が上昇しやすい環境であると予想していたため、SwitchBotからCO2センサーが出た際は、早速取り入れました。 さらに、サーキュレーターも購入し、CO2濃度が1,000ppmを超えたらサーキュレーターが起動するというオートメーションの設定をしました。

このCO2センサー × サーキュレーターの連動自体は非常にスムーズに動きましたが、最終的にはこのオートメーションは廃止しました。 何故なら、肝心のCO2濃度が低下しなかったからです。

我が家のようなマンションでは気密性が高く、一つの部屋でサーキュレーターを回した程度ではあまり効果が無く、キッチンの換気扇を回す方がよっぽど効果がありました。

色々と調べてみると、CO2濃度は単にサーキュレーターを首降って回すだけではだめで(換気=外気導入+排気が必要)、ちゃんとエアフローを計算して設計しないと中々効果がでないとのことだったので自動化はあきらめました。 ただ、CO2濃度が上昇したらキッチンの換気扇を回すなど、手動で対応ができるようになりましたので、CO2センサー自体はとても良いバロメーターとなっております。


2-7. まとめ:SwitchBotは「赤外線」と「Bluetooth」を持ち上げるが、用途は選ぶ

ChillaHomeにおけるSwitchBotの役割をまとめると、こうなります。

  • ✅ 赤外線(IR)で非スマート家電をスマートホームに組み込める(ここは非常に安定)
  • ✅ 欲しい製品(ロック/温湿度計/照明)が揃っていたので採用した(2025年6月ごろ)
  • ⚠ Bluetooth機器は反応速度や電波環境の影響を受けやすい(玄関は特に顕著)
  • ⚠ センサー連携(照明制御)は、ChillaHomeでは満足できずHueに寄せた
  • ✅ 結果として、SwitchBotは“メイン照明の自動化”ではなく“周辺機器の統合”に向いていた

次章では、ChillaHomeで“センサー連携の主役”になっている Philips Hue(Zigbee) を取り上げ、
SwitchBotとの違い(反応速度/安定性/設計思想)を整理します。

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